この週末に子どもと遊ぼうと思って行った公園で、なかなかできない体験をしましたのでその公園を紹介したいと思います。
石匠の里公園とは
石匠の里公園(せきしょうのさとこうえん)です。
住所は 香川県高松市牟礼町牟礼1810(かがわけんたかまつしむれちょうむれ1810)
ここは、高級石材「庵治石(あじいし)」の産地として知られています。
正確には牟礼町と庵治町にまたがる八栗五剣山(やくりごけんざん)から庵治石は取れます。
庵治石は、大きいものは墓石や灯篭などに使われているそうです。
私もあんまり知りませんでした^^;
詳しくはうどん県の県産品紹介ポータルサイト「LOVEさぬきさん」|香川・讃岐の特産品や生産者情報へ
その石の産地ということでこういう名前の公園を作ったんでしょうね。
石匠の里公園の遊び方
この公園を知ったきっかけは、子どもの幼稚園時代の遠足の場所だったんです。
そりを抱えた子がうちの子なんですがw
奥に見える遊具で遊べます。
幼稚園の遠足で来たときは、長いローラー滑り台もあったんですが、いつの間にかなくなっていました。
そりで滑ることもできます。急な坂が写真にも写ってますね。
けっこう急なので、小さすぎる子は危ないかもしれません。
遠足のときは年少でも滑っていましたが、今回行ったときはけっこうでこぼこしていたので、娘(小1)はそのでこぼこしたところではねて、そりからはみ出てしまいました・・。
泣きました・・(^▽^;)
小さい子が滑るときは気を付けてあげてくださいね。
そりは、この公園内に建っている「石の民俗資料館」で無料で貸し出しをしてくれているようです。
アイキャッチ画像(一番上の写真)がそうです。
公式HPはこちら→高松市収蔵品情報システムのサイト
幼稚園のとき、みんな順番で滑っていたんですよ。
それは覚えていたんですが資料館で借りられることを知らず、久しぶりに行ったとき「また買ってから来ようか」と子どもをなだめました。
その後、買ってしまいました^^;
まぁそりはここだけで使うものじゃないので、遊べるかと思いまして。
そんな高いものでもありませんしね。
この公園はたまに行くくらいなのですが、あんまり混んでいないので遊びやすいです。
駐車場も無料ですし、60台くらい停められますが(公式HPより)、混んでるときを見たことがありませんw
ちょっと見切れてますが、左のほうに少しベンチもあります。
暑い時期はこの公園には日影があまりありませんので、ベンチの上に日よけの屋根があるのでそこで食べてもいいと思います。
木陰も少しはあります。
ピクニックシート持って行ってお弁当持って行って食べるのもいいと思います。
今の時期は寒いので、日向でちょうどよかったです。
今回はパンを買って持っていきましたw
遊び道具はそりとフリスビー、最近自転車の練習にはまっている娘は自転車を車に積んで持っていきました。
広い芝生広場があるので、ボールを持って行っても遊べます。
あんまり飛ばしすぎると、崖の下にある駐車場に落ちちゃいますんで気を付けてください^^;
転がっても大丈夫なようにネットは張ってありました。
イベント:石の里のアーティストたち「テーマ・庵治石」part15
今回、たまたま公園に遊びに行っただけだったんですが、イベントをしていました。
「石の里のアーティストたち」です。
お昼ご飯にパンを食べていたらですね、市の職員の方からチラシをもらいまして。
高松市収蔵品情報システム「石の民俗資料館」HPより(リンク切れてしまいました)
2016年10月8日(土)~11月13日(日)までなので、もうすぐ終わってしまいますがw
まぁ来年も同じようなイベントがあるんじゃないですかね。
このイベント15年目だそうですし。
芝生広場に石彫作家さんが作った作品が並べられていました。
期間中だけだと思います。いつもはないので。
市の職員の人から聞いたのは、その芝生広場に並べられている作品を作った作家さんが作品を解説してくれるイベントがあるので参加しませんか、というお誘いでした。
芝生広場に行ってみて、「いつもはない作品がいろいろ並べられてるなー面白いな」と思ってみていたのでいい機会だから参加してみようかな、と思ったのです。
しかも、人が少なすぎて私たち夫婦しか聞く人がいませんでしたw
その時間、子どもは子どもで遊んでいましたw
いろんな作品があったのですが、その中で4人の作家さんがこの日この場にいらしていて、お話を聞くことができました。
ある意味ぜいたくな時間でしたw
アキホ・タタさん作「earthquake」
earthquake=地震、ですね。
石が割れて中からパワーがあふれ出している様子を表したものということでした。
発想が面白いなあと思いました。
中からあふれ出している白いものはアクリルで、水族館のガラスを作っている会社に作ってもらっているそうです。
けっこう高いそうですw
30センチ四方で5万くらいすると聞き、驚きました。
お金かかってますね!
アキホ・タタさん作「Fantasia」
岩の割れ目にある石がいすになっていて、座れます。
もともと大きいほうは一個の岩だったそうで、きれいに割れる面があるらしく、そこにくさびのようなものを打ち込んで割ったそうです。
その話を聞いてひびが入ってたのかと思いましたが、違うそうです。
この写真では見えませんが、地面側のほうを見ると、でこぼこしていて割るために何かを打ち込んだ跡が残っていました。
和泉 良照さん作「家族の船」
この作品は、写真がちょっと遠くてわかりにくいんですが、4人の顔が描かれています。
両端に父母の横顔、中に子ども二人の正面からの顔。
この石、最初は上下逆さで使おうと思ったけど、逆にしてみると船みたいに見えたので船として作品にしようと思ったそうです。
で、結婚する人が減っているということでそういう人たちに見てほしいという思いで作ったと聞きました。
時間があればもう少し彫りたかったとおっしゃってましたねw
森岡 量基さん作「面壁九年」
この作品は、だるま大使をモチーフとしたものだそうです。
達磨大使、名前は聞いたことがあったのですが、あまり知りませんでした。
作者の森岡さんから聞きましたが、昔のえらいお坊さんです。
この作品のタイトルである「面壁九年(めんぺきくねん)」というのは、達磨大使は九年もの間、壁に向かって座禅を組み、ついに悟りを開いたことがそう呼ばれています。
そして、その座禅で手足を使わなかったので手足が腐って取れてしまったという伝説があり、私たちのよく知るだるまさんに手足がないのはそこから来ているそうです。
この顔、すごいですよね。魂がこもってる感じ。
森岡 量基さん作「表裏一体」
森岡さんの二作品目。
これは顔の上に結んである縄がありますが、それで顔の半分が隠れています。
垂れ下がってる縄をのけると、怒った鬼のような顔が隠れています。
誰にでもある善と悪を表した作品だとおっしゃっていました。
ここで、「作品をどうやって考えてるんですか?」と聞くと、「石の中に隠れているものを見出して、彫り出してやるだけ」というお言葉でした。
「誰にでも見えるんですか?」と聞くと「見ようとする人には見える」というようなお答えだったと思います。
「隠れているものを見ずに、自分の彫りたいものを彫るといい作品はできない」と。
「自分の彫りたいものと隠れているものがピタッと合うといい作品ができる」んだそうです。
すごいですね。
この言葉、たしか手塚治虫の「火の鳥」のなかの彫刻師がそういってました。
本物の石彫作家さんが言うと、「やっぱりそうなんだ!」って思って感動しましたね。
山田 浩之さん作「いしずえ」
さて、解説を聞いた最後の作品になります。
ここでたくさん人が公園に来たので、その人たちと一緒にお話を聞きました。
何に見えますか?というところからお話が始まりました。私はふくろうに見えます。
その通り、ふくろうでしたw
そして、石を見るとフクロウに見えたので、できるだけ石の形を生かしてふくろうにしたそうです。
ふくろうは「不苦労」に通じるので、縁起物とされています。
タイトルの「いしずえ」についてはすみません、由来を忘れてしまいました・・・。
どうも、人がたくさん来たことでちゃんと聞いてなかったようです^^;
この日いらっしゃらなかった作家さんの作品たち
ここは写真だけの紹介としますw
全部は撮ってないかもしれないです。
市の職員の人には「どうなるかと思いました・・・すみませんねぇ^^;」と言われつつ終わりましたw
このあと、石割アートというイベントをしているというので行ってみましたw
イベント:ワークショップ「石割アート」
石割体験ができると聞き、まぁまだ時間もあったので行ってみました。
小学生以上対象、材料費300円でした。
子どももやってみたいと言いましたしね。
うすく切った石を工具を使って割って、ブローチを作る体験です。
お兄ちゃんはまだ自分でできていたんですが、妹はね・・力も足りないし、当たった石もけっこう硬かったようでなかなか割れません・・・。
でも、頑張ってました。
なかなか割れなくてもあきらめず、「手伝おうか?」って言っても「自分でやりたい」って言ってずっとやってましたね。
根性あるな!という新しい発見でしたw
まぁでも、なかなか思うようには割れず、お兄ちゃんは★の形を作りたかったんですが割れすぎたりして途中めっちゃ機嫌悪くなってましたw
で、結局できたのは鍋敷きみたいなやつと、破片で作ったブローチ。
まー楽しくできたのでいっかw
というようなイベントも時々やっていますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
資料館の中では石のペーパーウェイトやかわいらしい置物なども売られていましたので、行った際にはのぞいてみても面白いと思います。
長文にお付き合いくださりありがとうございました。
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